こんにちは！歯科医師の大場です！

 

今回はぜひ小さなお子様がいる保護者の方に気にしていただきたい

ポイントである口呼吸についてお話ししていきます。

 

意外と自分の子供を見ていると、むしろ割と大人の方でもいらっしゃいますが

テレビとかを見ていると、口がポカンと空いているときありませんか？

 

これが以前のブログでもお話ししましたが歯並びに影響してくるのです。

 

ここを少し詳しくお話ししていくと

歯の周りには唇の筋肉だったり、舌の筋肉だったりがあります。

イメージしていただくと意外と簡単なことなのですが

 

唇がきちんと閉じていれば、歯を後ろに押す力が働き

舌がきちんと正しい位置で正しく動けばしっかりと

適切な力で歯を押してくれるのです。

 

そのほかにもいろんな要因がありますが

そういったことが重なり合って歯がきちんと並んできてくれるのです。

 

そこで問題になってくるのが口呼吸なのです！

まあ他にもいろんな原因がありますが

今回は口呼吸に絞りたいと思います。

 

口呼吸が続いて常に口が空いている状況が続くと

さっきの理論からすると

唇の力が空いてしまっていると

全く力が入らないので

舌にどんどん押されてしまったりして

前歯が出っ歯になってしまったりするのです。

もちろんこれだけが原因ではないのですが

１つの原因ではあると思います。

 

また口呼吸は歯並びだけではなく

虫歯にもなりやすくなります。

 

口が空いていることにより

お口が乾燥しやすくなります。

そうすると唾液の流れが悪いので

食べ物が残りやすかったり

お口の中がずっと酸性の環境になってしまい

歯が溶けやすい状態になるのです。

そういった方は虫歯の菌が非常に活動しやすい環境にもなるので

やはり口呼吸はあまりいいことではないのです。

 

現在やはりまだ世の中の状況により

マスクをせざるを得ない状況が続いています。

その影響か、やはり息がしにくいので

口呼吸のお子様が増えていると言われます。

 

この口呼吸に関しては

本人の意識だったり、保護者様が気づいた時に

教えてあげると改善できる問題です。

ぜひ今日から意識して生活してみましょう！